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アゼルバイジャン当局、E190の墜落はロシアによる地対空ミサイルによる撃墜との結論

 アゼルバイジャン当局は、先日発生したアゼルバイジャン航空機の墜落は、ロシアの地対空ミサイルによる撃墜であるとの暫定的に結論付け調査を進めていることがわかりました。

 同政府関係筋は、ロシアがウクライナのドローンと誤認識して地対空ミサイルを発射したと考えているとしており、当初バードストライクを起因とする事故とされていましたが、人為的なものであった可能性が高まっています。またアメリカ政府も同様の見解をしており、今後ロシアにどのような動きがあるのか注目です。

 またトラブル発生時にパイロットはロシアの空港に緊急着陸を要請したものの拒否されたとの報道もあり、これを受けパイロットはカスピ海上空を飛行してカザフスタンを目指すことを強いられたことから、ロシアがこの事実を隠蔽するために意図的に海への墜落を誘導したのではないかとの憶測まで出ています。

 ただ機体がカザフスタンまで到達し機体の残骸という証拠があるだけに、この事故の真相は早い段階で明らかになると考えられています。なおロシアは、過去にもマレーシア航空機を誤って撃墜する問題を起こしている。Photo : Azerbaijan Airlines 

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