チェジュ航空のSong Kyung-hoon CEOは、2024年12月29日に発生したチェジュ航空の7C2216便の事故を受け会見を行い、整備不良による事故ではないとの見解を示しました。
整備不良の可能性について問われた同CEOは「当社は安全運航を最優先とし、出発前、出発後に徹底した整備を実施しており、整備不良の問題ではない」とコメントし、今回の事故原因は他にあるとの見解を述べています。
また事故機には10億ドルの賠償責任保険がかけられており、被害者への補償、支援は全力を尽くし、原因にかかわらずこの事故の全責任を負うとし、関係者へ謝罪しました。
チェジュ航空の事故機の別角度の着陸の様子 pic.twitter.com/mgWe62Po7V
— sky-budgetスカイバジェット (@skybudget) December 29, 2024
既に事故調査委員会は事故機のブラックボックスを回収しており、解析には少なくとも約1ヵ月程の時間時間を要するとみられています。
現在この事故をめぐっては、バードストライクを起因とする事故と考えられていますが、バードストライク時には着陸装置を展開していなかったことから、着陸装置はバードストライクによる損傷は受けていかなったことが推測されています。その後油圧系統のトラブルが発生したとしても、着陸装置は手動でも展開が可能であることから、なぜ胴体着陸となったのかが注目されているポイントとなります。
なお務安空港は、2025年1月5日までの閉鎖が決まっており、同空港を発着する日本発着路線も欠航することになります。