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ルフトハンザドイツ航空とスイスインターナショナルエアラインズがアメリカ運輸省による制裁に対し弁明

 先日アメリカ運輸省は、ルフトハンザドイツ航空とスイスインターナショナルエアラインズに対し禁止空域を飛行したことから罰金を課したことを明らかにしましたが、これに対し両社は飛行した事実を認め弁明しています。

 この制裁は、ユナイテッド航空とコードシェア便において、両社がアメリカが禁止する空域を飛行したことで罰金が課されたものとなり、両社は禁止されていたイラクの空域を飛行したことを認めましたが、それが意図したものではないと弁明しています。

 両社の主張は、飛行したエリアが制限空域(32,000ft以上で飛行しなければならない)であることを認識していたものの、問題が発生した当時は、空域の混雑により管制から32,000ft以上に上昇する許可が与えられなかったため発生したものであると弁明し、我々は乗客と乗務員の安全が最優先事項であり、フライトの安全が危険にさらされていないと強く確信しているとしています。

 なおルフトハンザドイツ航空は22万ドル、スイスインターナショナルエアラインズは20万ドルの半額を2025年1月末までに納める必要があり、1年以内に同様の違反を犯した際は、残りの金額を納める必要があります。Photo : Lufthansa

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