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ボーイング、製造が終了した777-300ERの最後の納入を昨年末に完了させた模様

 ボーイングは、製造が終了した777-300ERの最後の納入を昨年末に完了させた模様です。

 最後に製造された777-300ERは、2021年にアエロフロートロシア航空に納入されましたが、昨年末にボーイングのオーダーシートに製造が終了したはずの777-300ERが記載されたことから注目を集めていましたが、これはリース会社のALTAVAIRが発注したものであることがわかりました。

 またこの発注分に関しては既に引き渡しが行われ、現在エチオピア航空機(ET-BBG )として運航を開始しています。

 この機材は、当初中国南方航空向けに製造されましたが、その後新型コロナウイルスの影響を受けた機材計画に見直しにより、この機材はカリフォルニアの砂漠地帯で保管が続いていました。今回この機材がエチオピア航空に渡っており、恐らくは同型機の最後の納入になったとみられています。

 2004年の就航以来、世界の長距離路線を支えている同型機は、故障も少なく時代を象徴する名機とされており、今回の最後の納入により、製造された全機が無事に働く場所を見つけたことになります。Photo : Etiopian Airlines

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