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ボーイング、2026年の納入を目指し約5ヵ月振りに777Xに飛行試験を再開

 現地時間2025年1月16日、ボーイングは約5ヵ月振りに777Xに飛行試験を再開しました。

 同日飛行試験を再開したのはWH003/N779XYとなり、シアトル・ボーイング・フィールドから離陸し、2時間半の飛行試験を実施しました。

 同型機においては、エンジン内部の箇所において亀裂が見つかったことから、飛行試験を中止し2024年9月8日の飛行を最後に地上に置かれている状態でしたが、約5ヵ月振りに飛行試験を再開しています。なお問題発覚時同社は「定期メンテナンス中に、設計通りに機能しない部品が見つかりました。当社のチームは部品を交換し、部品から学んだことをまとめ、準備が整い次第、飛行試験を再開する予定です」と述べていました。

 現在のところ777Xは、昨年のストライキの影響及び飛行試験の遅延により、当初予定していた2020年から約6年遅れた2026年の納入が予定されています。Photo : Boeing

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