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グローバル航空、A380型機の重整備が完了し飛行試験に向けてポルトガルのベジャへ移動

 現地時間2025年1月16日、グローバル航空の重整備を行っている9H-GLOBLが、重整備を完了させ飛行試験に向けてポルトガルのベジャへ移動しました。

 2025年の就航に向けて準備中の同社は、Elbe Flugzeugwerke GmbH(EFW)とA380型機のメンテナンス契約を締結し、昨年10月からEFWの施設があるドレスデンで重整備を行っていましたが、無事整備を完了させ、飛行試験を行うためにポルトガルのベジャへ移動しました。


Photo : Hi Fly

 同社の運航はハイフライ航空が担う予定で、ハイフライ航空の試験施設がベジャにあることから、今回ベジャへ移動しており、今後は本格的な飛行試験に移行するとみられ、着実に就航に向けて前進しています。

 今回の重整備完了を受け同社は「当社の初号機を非常に丁寧に整備し、本来あるべき場所である空に戻してくれたことに航空整備の世界的リーダーであるEFWに心から感謝します。」と述べています。

 なお同社は、A380の新オペレーターとして年内にロンドン/ガトウィック~ニューヨーク/JFK線に就航する見込みです。Photo : Global Airlines

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