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羽田空港、国内線旅客取扱施設利用料を2025年4月1日から450円に値上げ 2026年に再値上げを予定

 羽田空港を運営する日本空港ビルデングは、2025年1月22日、羽田空港における国内線旅客取扱施設利用料の上限料金の変更について国土交通大臣の認可を受け、同施設利用料の届出を行ったことを発表しました。

 同施設利用料は、旅客ターミナルにおけるロビーやゲートラウンジ等の旅客共通の利用に供する施設に係る費用に充当するもので、第2ターミナル本館-北サテライト接続部の建設工事や、安全対策(エレベーターやエスカレーターの耐震強化等)やCO2削減等の環境対策(AIスマート空調・LED照明設置等)といった施設整備などの施設に係る固定的費用や運用経費等の変動的費用が増加していることから、値上げを決定したとしています。

【国内線旅客取扱施設利用料】2025年4月1日発券・搭乗分から※2025年3月31日までに発券の航空券については旧料金を適用
◇大人 現行370円→変更後450円
◇小人 現行180円→変更後220円 ※満3歳以上12歳未満

 また第1ターミナル北サテライト建設工事においては、2026年夏頃の供用開始を予定していますが、同施設の供用により固定スポットが増加し、同施設利用料の原価に大きく影響することから、供用開始に合わせて再び国土交通大臣に対し、同施設利用料の上限変更認可申請を行う予定としています。

 なお料金の徴収方法は、現行どおり、航空券代に含ませて同時に徴収する方式です。Photo : 日本空港ビルデング

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