昨年末に発生した務安空港でのチェジュ航空機の事故で、バードストライクによりエンジンが損傷していたことがわかっていますが、この鳥はトモエガモであったことがわかりました。
これまでの調査で両エンジンから羽毛と鳥の血痕が検出されていましたが、解析の結果、この鳥はトモエガモであることがわかりました。
トモエガモは務安空港周辺に多く生息している鳥で、群れをなして移動する鳥であることから、今回のバードストライクでも大群と衝突した可能性も指摘されています。
なお事故直前に管制からバードストライクの注意情報が発せられたあと、機長と副操縦士は機体下方に鳥がいるとの会話をしていたこともコックピットボイスレコーダーから明らかになっています。