アメリカ航空は、長距離線向け機材の拡充で2029年までに長距離国際線を拡大する方針です。
これは同社のRobert Isom CEOが投資家向け説明会で明らかにしたもので、長距離国際線向け機材を現状の約125機から2029年までに約200機まで増やす計画であるとし、これに伴い長距離国際線を拡大する方針です。
この機材の中には、今年受領を予定しているA321XLRも含まれており、現在50機発注していますが、その大半を2029年までに受領できるとの見方を示しています。なお同型機においては、東海岸からヨーロッパ路線へ投入する計画です。
また現在航空業界ではサプラーチェーン問題による機材不足が深刻化していますが、アメリカン航空は早い段階で機材投資を行っていたことから、競合他社に比べ平均機齢が低いため大きな影響を受けていないとしています。
現時点で大西洋路線を強化することはわかっていますが、今後太平洋路線においても強化を図るのか注目となります。Photo : American Airlines
アメリカン航空、A321neoを85機、B737MAX10を85機、E175を90機の計260機を確定発注 噂されたA350の発注は発表されず