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エアバス、ハンブルクの工場に続きトゥールーズの工場でもA321XLRの生産を開始

 エアバスは、ハンブルクの工場に続きトゥールーズの工場でもA321XLRの生産を開始しました。

 同型機においては、これまでハンブルクの工場で生産が行われていましたが、新たにトゥールーズでも生産ラインを構築し生産能力を向上させます。

 同社は、全受注の70%を占めるA321シリーズの生産能力を向上させるため2026年までに「JLL1」と「JLL2」と呼ばれる2つのラインで同シリーズ機の生産能力を向上させる計画です。既に同社はA321XLRにおいて500機以上の受注に成功しており、今後も受注が見込まれるとし、1,000機以上の販売に自信を示しています。

 A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となり、今後エアバスの収益に大きく貢献することが予想されています。なお日本を起点とした場合、東京からシドニーやデリーまでの飛行が可能です。Photo : Airbus

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