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スイスインターナショナルエアラインズ、今夏運用開始予定のA350-900型機のパイロットの訓練を開始 将来的に成田へ飛来も

 スイスインターナショナルエアラインズは、今夏運用開始予定のA350-900型機のパイロットの訓練を2025年2月から開始することを明らかにしました。

 この訓練では、スイスのルフトハンザトレーニング施設に設置したA350フルフライトシミュレーターを使用し、年内に 50名以上のパイロットが訓練を開始し、2026年以降は年間約90名のパイロットが訓練を行う予定です。また客室乗務員はモックアップでの訓練を3月から開始する予定で、年内に1,800名が訓練に参加する計画となります。

 今回の訓練開始に伴い同社のOliver Buchhofer COOは「A350の導入は我々とって1つの大きな節目となります。これは、最先端の長距離路線向け機材への投資する当社のコミットメントを強調するものであり、当社の効率性と乗客の快適性の両方をさらに新たな高みへと引き上げることになります。A350機の導入は、この機体を操縦するパイロットにとっても特別なことです」と述べています。

 同社は合計10機のA350-900型機を受領する予定としており、初号機は現在トゥールーズで組み立てを行っており、今夏頃にデリバリーが予定されています。

 同社は同型機を長距離国際線に配備する計画としていることから、今後東京/成田~チューリッヒ線にも投入されることが期待されています。Photo : SWISS

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