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イギリス新政権、ヒースロー空港の第3滑走路の建設を推進する方針

 2024年7月に誕生したイギリスのスターマー新政権は、ヒースロー空港の第3滑走路の建設を推進する方針です。

 これは2025年1月29日にRachel Reeves財務大臣が演説で明らかにしたもので、同大臣が経済船長のためにヒースロー空港の第3滑走路の建設は必要不可欠であるとし、今後この計画を推進することを明言しました。

 またこれまでの政権における同空港の第3滑走路のプロジェクトにおいては、延期され、回避され、放棄されてきたが、新政権では、この計画は強力に推し進めるとしています。

 現在、ヒースロー空港は年間処理能力が48万便となっていますが、新滑走路への投資により年間最大72万便の運航が可能になり1億4,000万人の旅客処理能力を有する設備になることがと見込まれており、世界有数の混雑空港であり着陸料が高額な同空港に変化が起きるのか注目です。

 なおこの計画では、ロンドン市長が反対しているほか、環境団体はプロジェクトを阻止するために法廷に持ち込むことは確実とみられることから、現政権は、反対者が主要な新しいインフラプロジェクトに対して行える法的介入の数を制限することを検討している模様です。Photo : Heathrow Airport

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