ユナイテッド航空は、一部現地メディアが報じたジェットブルーの買収について否定する声明を発表しました。
先週一部現地メディアは、ユナイテッド航空がジェットブルーの買収などについて社内調査していると報じましたが、これについてユナイテッド航空は、以下の声明を発表しています。
「ユナイテッド航空が他社との戦略的取引に関与している可能性について、一部の投資家の間で噂が広まっていることが当社の知るところとなりました。当社は、合併、買収、または類似の戦略的取引に関して他社と交渉または協議を行っておりません。2025年1月21日に発表されたユナイテッド航空の好調な業績と見通しが示すように、当社は大きな勢いと明るい未来を秘めています。」
このようにユナイテッド航空が買収について否定した形となっていますが、社内調査に関しては否定していないことから、現在も買収の可能性があるとみる識者もいるのが現状です。
実際にジェットブルーは、アメリカン航空との広範なコードシェア協定であるノースイースト・アライアンスの解消により潜在的な提携について複数の航空会社と協議を行っていることを先週明らかにしているほか、仮に買収した場合、ユナイテッド航空は手薄なエリアをジェットブルーのネットワークで補完でき、JFKのスロットも確保できることになります。
このようなことから、ユナイテッド航空とジェットブルーの双方にメリットがあると考えられることから、今後も買収だけでなくスロットの取引、コードシェアの実施なども含めて動向が注目されます。Photo : United Airlines