先日ルフトハンザグループ入りしたITAエアウェイズですが、新CEOに就任したJoerg Eberhart氏は今後のアリタリアブランドについて言及しています。
同社は、事実上の前身会社のアリタリア航空の資産とアリタリア航空ブランドを取得済みで、これまでブランド取得の目的は、競合他社にアリタリアブランドを使用させないためとしていました。
しかしながらこの方針を転換し、アリタリアブランドを再利用することを決め、現在機体の塗装を含め「ITA Airways Inspired by Alitalia」という表記を使用していますが、今後この利用は拡大する可能性があります。
今回同CEOは、「このブランドは大きな価値と大きな可能性を秘めています。このブランドで何ができるかについては、私たちにはアイデアがあります」とコメントしたことから、今後アリタリアブランドの利用において拡大することを示唆しています。
前CEOの元で行われた労働交渉においては、アリタリアブランドの再利用が組合側から強く求められたとみられ、これに応じる形で長距離国際線のみをアリタリアブランドで運航するという案が検討されているとの情報もあり、今後アリタリアブランドの露出度が高まるのか注目されます。Photo : ITA Airways
