韓国の玄関口の仁川空港は、2024年は10.7トンのキムチを保安検査で回収したことが資料から明らかになりました。
世界中の空港においては、毎年多くの機内持ち込み禁止物が保安検査で回収され、多くの回収物には各国似た傾向がみられますが、韓国においては、特産品のキムチが上位となっています。
キムチは食品ながら機内持ち込みの区別では液体物に分類されることから、多くの利用者が誤って機内へ持ち込もうとするケースが多く、昨年は10.7トンのキムチが回収されています。このほかコチュジャンや醤油は10.5トン、果物・野菜などは30.8トンという数字となっています。
この回収物は韓国特有とも言えますが、毎年大量のキムチが回収されるのは、飛行機を初めて利用する人などの新規需要を開拓できている証でもあり、今年も多くのキムチが回収されるとみられます。なおこれら回収品は、安全が確認されたものは福祉施設などに寄与されています。Photo : Inchon Airport