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エアバス、2035年までに開発を予定する水素航空機の開発が遅延見込み A380での試験飛行も中止が濃厚

 エアバスは、2035年までに開発を予定する水素航空機の開発が遅延する見込みであることがわかりました。

 同社は、2035年までに水素を燃料とするエンジンを搭載した航空機を開発する目標を掲げていますが、現地紙などによれば、この計画は予想よりも遅れている模様で、労働組合からの情報によれば予算も削減し、ロードマップも見直す予定であるとしています。

 なおこの計画においては、水素エンジンをエアバスが保有するA380型機の初号機に搭載することが予定されていましたが、これも現在中止する方向で動いているとみられています。

 水素エンジンの実用化には、貯蔵や輸送において大きな課題があるとされており、水素航空機の開発は、当初計画よよりも遅れるとみられます。Photo : Airbus

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