アメリカ連邦航空局(FAA)は、ボーイング787シリーズの航空機に対し、コックピットの窓の交換を命じる耐空改善命令を出しました。
ボーイングは、複数の症例により2023年に同機運航の航空会社に対し窓を点検し、必要であれば交換するよう求めていましたが、今回FAAが点検および、特定の状況下ではコックピット中央の2枚の窓の交換を命じる耐空改善命令を出しています。
FAAは、中央の第1コックピット窓がバードストライク承認基準を満たしていない可能性があるとし、バードストライクで窓が割れると、パイロットが負傷する危険があるとしています。
なお交換費用は、1枚あたり104.060ドルが見積もられるとしており、ボーイングまたは運航エアラインが負担するかは定かではないものの、交換を行う会社にとっては大きな負担になることが予想されます。Photo : Boeing