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茨城空港、将来ビジョン案にてターミナル・駐機場の拡張や平行誘導路の整備を提案

 2025年2月5日、茨城空港が今後果たすべき役割や、役割を果たすために必要な取組、空港機能のあり方などについて議論する「第3回茨城空港のあり方検討会」が開催され、同空港の拡張案が示されました。

 この検討会では、茨城空港が今後進むべき方向性(将来ビジョン(案))」をとりまとめることを目指しており、4回程度の開催を予定し同空港の整備案などを検討していきます。

 今後国内線および国際線を積極誘致する同空港においては、現ターミナルビルでは1時間に国内、国際それぞれ最大1便の受け入れを前提にターミナルビルは整備されているため、2便以上が同時に離発着する場合、混雑などの課題が生じるとし、ターミナルビルおよび駐機場の拡大が必要になるとの見解です。

 また円滑な運用を行うために、誘導路を増設することが必要としており、増加する需要に対応が間に合わないことがないように、将来を先読みし必要な施設を整備することが重要であるとし、取付誘導路、平行誘導路についても速やかに段階整備を進める必要があるとしています。


Photo : 茨城県

 そしてこの機能強化は、災害時の対応能力を強化するものでもあるとしており、首都直下地震などの大規模災害時に、茨城県、国土交通省や百里基地などが協力し、救援人員・物資等を輸送する航空機や臨時便を茨城空港に受け入れ、首都圏や茨城近隣地域の救援活動を支えることが想定されるとしています。

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