エアインディアのCampbell Wilson CEOは、当面はボーイングに対しオプション権を行使して新機材を発注しない方針を明らかにしました。
これはReutersのインタビューにて同CEOが明らかにしたもので「いつ受領できるか確信が持てるまでボーイングとは何も約束しない」としたほか、発注済みの機材に関しても予定通り受領できることは期待していないとし、ボーイングの納入遅延に対し不満があることを示唆しました。
2023年同社はボーイングに対し220機を発注し、その内訳はB737MAX8.10を確定190機+オプション50機、B787-9を確定20機+オプション20機、B777Xを確定10機となっていますが、納入が見通せない状況では追加発注を行わない考えです。
ボーイングの納入遅延をめぐっては、各社対応に追われている状況となっており、既存機の運用期間延長や機内のアップグレードを強いいられるエアラインが相次いでいます。Photo : Air India