中国の国産旅客機メーカーのCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は、ボーイング747に匹敵するC939の開発を計画していることがわかりました。
現在同社は、リージョナルジェット機のC909とボーイング737とA320クラスのC919の開発を終え市場に投入し、今後は初のワイドボディ機となりボーイング787とA350クラスのC929の開発を進めている段階ですが、今後このC929よりも更に大型となり、ボーイング747に匹敵するクラスの大型機を開発する計画です。
これは同社の元幹部が明らかにしたもので、既にCOMACはC939の設計を開始しているとし、747やA380が製造が中止されたことにより、空白となっているクラスの需要獲得を目指すとみられています。
なおC939の設計の詳細は明らかになっていないものの、二階建てとなる可能性も指摘されており、今後中国を象徴とする機体となることが見込まれることから、その姿はインパクトのあるものとなるとの指摘があります。Photo : Boeing