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カンタス航空、将来的に日本路線の投入も想定されるA321XLRの初号機の塗装が完了

 カンタス航空が2025年4月に受領を予定するA321XLRの初号機の塗装が完了したことが確認されました。

 初号機のグレートオーシャンロードの愛称が名付けられたVH-OGAは、現在エアバスのハンブルクの工場にて塗装作業までが完了したことが確認されており、今後はエンジンを取り付けて各種テストを実施する段階へと進みます。

 同社のA321XLRは、2-2配列のビジネスクラス20席と3-3配列のエコノミークラス177席仕様となり、最初に受領の3機は、エコノミークラスの座席数が180席となります。

 今後カンタス航空グループは、計36機の同型機を導入し新規路線を開拓していく予定ですが、同グループ傘下のジェットスターCEOは、以前に同型機でケアンズから日本への新規就航地の路線開設に関心があるとしており、今後カンタス航空グループが同型機の飛行性能を活かし新規日本路線を開設する可能性があります。


Photo : Qantas

 既に同社がA321XLRの性能を活かしたマップでは、ブリスベン発着で日本路線の運航が可能であることが示されており、今後どのような路線が開設されていくのか注目となります。

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