エアバスは、開発を進める新型貨物機のA350Fの開発および納入遅延を発表する見込みであることがわかりました。
これは、Reutersが関係者の情報として報じているもので、早ければ今週中にも同社より正式発表される可能性があるとしています。なおこれまでのスケジュールでは、飛行試験が2025年後半から2026年前半にかけて行われ、2026年後半に納入が開始される予定となっていました。
同型機の開発においては、大手航空機リース会社のエアリースコーポレーションのSteven Udvar-Hazy氏が、A350Fの大型貨物ドアの承認には時間を要すると予想され、更なる遅延を想定していると発言するなど、以前から遅延する可能性が指摘されていました、
A350Fは、ボーイングが大きくシェアを握る貨物機市場において、エアバスがそのシェアを獲得するために開発している新型貨物機となり、旅客機市場で大きく成功を収めているA350型機のA350-1000をベースに開発が進んでおり、大きな特徴はカーゴドアとなります。Photo:Airbus