エアバスのGuillaume Faury CEOは、先日の決算発表において中国の航空機メーカーのCOMACについてコメントしました。
同CEOは、COMACは手強い相手になりつつあるとし、今後2社独占市場が3社独占市場となる可能性があるとの見解を示しました。
これは世界の航空機需要全体の5分の1を占める中国市場への特権的販売できる状況に起因しており、中国市場での成功が他の地域での販売も促進される可能性があるとし、特にアジア圏でCOMAC機の需要が伸びる可能性を示唆しました。
COMACは年々生産能力を強めており、経済的に繋がりの強い近隣アジア諸国への売り込みを強化している状況となっているほか、今後はワイドボディ機も開発する予定で、エアバスとボーイングが独占している市場を切り崩すことを計画しています。Photo : Airbus