現地時間2025年2月21日、中国軍がオーストラリアとニュージーランドの間のタスマン海上で軍事演習を行い、民間機が飛行ルートを変更する問題が発生しました。
中国軍は、同海上を飛行していたシドニー発クライストチャーチ行きのエミレーツ航空便に対し、演習を行うため迂回するよう指示したとしており、これ以降カンタス航空をはじめとし多くの民間便が飛行ルートを変更する事態となりました。
中国軍の演習においては、国際法上問題無いものの、通常は実弾を使う演習の場合は少なくとも12時間前の事前通告が通例であるものの、今回はそれが無かったことから今回の混乱に至ったものと考えられます。なお中国軍は実弾がを使った可能性があるとされています。
またオーストラリアとニュージーランドの両軍は今後も監視を続けるとしており、この海域で中国軍が本格的な演習を行うのは異例として監視の目を光らせています。Photo : Emirates
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