ルフトハンザドイツ航空は、間もなく全8機のA380が稼働できる状態に戻る見込みです。
コロナ前の同社は、計14機のA380型機を保有していましたが、6機をエアバスに売却することを決定し、現在8機を保有している状態となっており、現在までに7機が保管から復帰し、残る1機が運航に復帰するための準備を進めている状態となります。
保管最終機となったD-AIMAは、他の機体に比べ復帰コストが高いことから、同社は復帰を決め兼ねていましたが、最終的には、需要の回復や新機材の納入遅延などが影響し復帰が決まり、これまでマニラのルフトハンザテクニックで整備を行い、2025年1月31日に整備を終えてフランクフルトに到着しました。
そして2月21日に試験飛行およびA380の運用拠点であるミュンヘンに移送されたことが確認されており、間もなく予定していた全A380型機が運航ラインに復帰できる見込みとなります。
ルフトハンザグループCEOは、A380を復帰させるという賭けに勝ったと表現するなど、現在同社のA380は主力機として活躍しており、2030年代まで同型機は活躍していくと考えられています。Photo : Lufthansa
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