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中国国際航空、北京~フランクフルト線に747-8を投入 優位的な競争環境で更に提供座席数を増加

 中国国際航空は、2025年夏スケジュールより、一部運航便にボーイング747-8を投入する計画であることがわかりました。

 本路線においては、現在777-300ERにてデイリー運航となっていますが、夏スケジュールより週2便分を747-8に置き換えることで提供座席数を増加させます。

 現在日本を含む西側諸国においては、ロシア上空を迂回することで、飛行時間が大幅に増加している状態ですが、中国エアラインは、ロシア・ウクライナ戦争以前同様にロシア上空を飛行しており、これにより中国エアラインは西側諸国エアラインに比べ低運賃かつ所要時間が少なく、優位に運航している状況となっています。

 この影響もありルフトハンザドイツ航空は、本路線を運休している状況となっており、かつてはA380を投入していた高需要路線でも競争力を失っている状態です。

 現在欧州各社は、当局に対し是正措置を求めている状況ですが、現在までに大きな動きはなく、その影で着実に中国エアラインは、ヨーロッパ路線のシェアを高めています。Photo : Air China

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