カンタス航空は、A380型機の全機復帰時期を前倒しすることを明らかにしました。
当初の計画では、全機の復帰は2026年を予定していましたが、これを前倒しして2025年に全機を復帰させる計画へと変更します。
新型コロナウイルスの影響により、同型機の運航を停止した同社ですが、保有していた12機の同型機のうち2機をスペアパーツ回収機として退役させ、今後10機体制で運用していく方針で現在までに8機が運航に復帰し、残る保管機は2機となっています。
現在のところ残る2機のうち1機は2025年中旬、最後の1機は年末までに復帰する予定であるとしており、2025年内には全機が運航復帰することになり、8月にはシドニー~ダラス線に投入する予定とみられています。
以前の計画では、2032年から同型機の退役を進める計画でしたが、サプライチェーンの問題による新造機の受領遅延により、これも延期させる可能性も指摘されています。Photo : Qantas
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