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カンタス航空、最長22時間のフライトを実現させる『プロジェクトサンライズ』使用機のA350-1000ULRを2026年に受領へ

 カンタス航空は、約20時間飛行の超長距離路線を目指す『プロジェクトサンライズ』に使用するA350-1000ULRを2026年に受領する見込みであることを明らかにしました。

 同社は、約20時間飛行の超長距離路線として2022年から2023年にメルボルンとシドニーからロンドン・ニューヨークまでの路線を開設を目指していましたが、新型コロナウイルスの影響を受け計画を一時凍結とし、その後このプロジェクトは再始動しています。

 同社はこのプロジェクトを実現させるためにエアバスと協力して開発するA350-1000ULRを選定しており、初号機は2025年9月に最終組み立て段階に入ります。その後飛行試験が行われ、2026年後半に納入される予定となり、2027年には路線投入する見込みであることが公表されました。

 同型機には超長距離飛行に備えた健康維持を目的とした『ウェルビーイングゾーン』を設置し、ストレッチ用に手すりが設けられるほか、モニターにエクササイズプログラムが放映され、機内でも座席から離れて時間を過ごす機会を提供するなど、特別仕様機となることから注目が集まっています。Photo : Airbus

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