ロシア政府は、アメリカ政府に対し直行便の再開及び空域制限の解除を要請したことがわかりました。
ロシアのウクライナ侵攻により、その制裁としてアメリカのバイデン政権は2022年3月からロシア機のアメリカ領空を飛行することを禁止し、ロシア側も同様の対抗措置をとりましたが、現在ロシア側は戦争以前の状態に戻すことを要請しています。
現在アメリカのトランプ政権はロシアのプーチン政権と関係改善に向けて協力するような状態にあることから、今後この要請に応える可能性もあり、ロシアウクライナ戦争で航空業界に大きな影響を与えたこの問題の解決に兆しが見える可能性が出てきています。
なお日本においては、日系各社が自主的にロシア領空を迂回している状況であることから、今後アメリカとロシアが双方に領空の飛行を再開した場合、政治的な影響を受けどのような判断をしていくのか注目となります。Photo : Aeroflot