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ルフトハンザドイツ航空、保管状態で納入が遅れていた15機の787-9を間もなく一気に受領か

 ルフトハンザドイツ航空は、ボーイングの工場にて保管されている15機の787-9型機を間もなく一気に受領する可能性があることがわかりました。

 この15機は既に完成済みとなっており、現在ボーイングの工場で保管されている状態ですが、これまで納入が遅れている理由は明らかになっていませんでしたが、現地紙の情報によればこれは同型機に搭載するビジネスクラスの「アレグリス」のFAAによる承認がなされていないためであることがわかりました。

 この承認遅れより納入が遅れている状態でしたが、早ければ4月にも承認される見込みとなったことから、今後一気にルフトハンザドイツ航空は同型機を受領できる見込みとなっています。なお当初の計画では2024年夏には同型機を20機体制とする計画でした。

 ただこの早期承認は同社の予想に反するものであったことから、訓練などの準備が整わない可能性や、同社のボーイングへの支払い計画を変更する必要があることから、実際には約10程度の受領に留まるとみられます。いずれにせよ短期間で多くの機材を受領することになりそうですが、思わぬ早期承認により今後も調整が進められることになります。
Photo : Lufthansa

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