ロシアは、制裁による航空機のスペアパーツ不足で密輸を行っていたことが明らかになりました。
アメリカ司法省は、違法にロシアに200万ドル相当の民間航空機の部品およびコンポーネントを輸出した容疑でオハイオ州の企業に関係する3人を逮捕したと発表しました。
ロシアのウクライナ侵攻に対する西側諸国の制裁により、現在もロシアはエアバスとボーイングの部品供給を受けられない状態となっていますが、この問題は年々深刻化しているとみられており、現在までに共食い整備やイランで部品を調達、複製品の生産などを進め試行錯誤で機体の運用を続けていましたが、密輸も行っていることがわかり、非常に切迫した状態であるとみられています。
このようなことから、ロシアの航空機事故は増加傾向にあると推計されており、空の安全が脅かされている状態が続いています。
ただトランプ政権の誕生により、戦争の終結の可能性も出てきていることから、この戦争による一連の航空関連の問題が解決に向うことも考えられており、今後の動向が注目されます。Photo : Airbus