ピーチアビエーションは、アルコール検査に関する厳重注意の再発防止策を国交省へ提出しました。
2025年1月7日のAPJ774 便(シンガポール発関西行)において発生した機長及び副操縦士が、運航規程に基づく乗務前アルコール検査の実施を失念したまま当該便に乗務した件に関わる事象について、同社は2月14日、国土交通省より厳重注意を受け、国土交通省に再発防止に関する報告書を提出しました。
今回提出した再発防止策は以下の通りです。
<再発防止策>
① 飲酒対策を含む安全確保に関する意識の再徹底
〇全社員に対するアルコール教育の強化
〇全社員に対するコンプライアンス教育や意識調査の強化
② アルコール検査体制の再構築を含めた安全管理体制が継続的に有効に機能するため
の是正措置
〇アルコール検査体制の再構築
・アルコール検査に合格しなければ飛行計画が承認されないようシステムを改修
・アルコール検査担当による他業務との輻輳防止のための業務分担と検査担当が
検査未実施時に確実に気づく仕組みの見直し
〇内部監査による重点確認や各部門の安全関連部長による会議体の新設により対策の効果
等を継続的に確認
③ 飲酒習慣に関するサポート体制の構築
〇運航乗務員に対する日常のアルコール管理ならびにリスク管理強化とアルコール依存予防の
体制強化