ルフトハンザグループのCarsten Spohr CEOは、ロシア空域の制限解除に期待していることを明らかにしました。
同CEOはインタビューにおいて「アメリカ、ロシア、欧州の協議次第では、ロシア空域が再開され、現在迂回して飛行時間が増加している北アジアへのより効率的な運航が可能になることを期待しています」と述べました。
またアジアでの貨物輸送需要とMRO事業の拡大により、今後もアジアへ投資を行う考えを示しましたが、この空域制限は成長の足枷になるとも指摘しています。
既報の通り先日ロシアは、アメリカに対して空域制限解除に向けた動きをとったことがわかっていることから、ロシア・ウクライナ戦争以降に制限された空域において、解除に向けた動きが徐々に出始めそうです。現在この空域制限はロシアと西側諸国の双方に不利益となっていることから議論が活発化していくことが期待されます。Photo : Lufthansa