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エアインディアの777-300ERの12ヵ所のうち8ヵ所のトイレが詰まってエアターンバック

 現地時間2025年3月5日、エアインディアの777-300ERのトイレが詰まり、出発空港に引き返すトラブルが発生していたことがわかりました。

 当該便は、シカゴ発デリー行きのAI126便となり、離陸後2時間でトイレに異常が発生し、合計12ヵ所あるうちの8ヵ所において、詰まりによりトイレが使用不能な状態となりました。

 同便の搭乗客数は明らかになっていませんが、当該機は最大342名が搭乗可能な機種であったことから、トイレ不足というこを考慮し、パイロットは出発空港へ戻る決断を行ったとみられます。

 その後同機の点検が行われましたが、トイレからはビニール袋、布生地、衣類が発見され、これらが原因でトイレの詰まりが発生したとみられています。このような一部の乗客の不適切な行為により、多くの乗客に迷惑をかけるだけでなく、安全が脅かされる事態となることから、航空機の利用者は常識のある行動が求められます。

 なおエアインディアでは、類似のトラブルが過去にも発生していたことがわかっています。Photo : Air India

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