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A380の新オペレーターのグローバル航空、初号機から中国南方航空塗装が消える

 A380型機の新オペレーターとして就航準備を進めているグローバル航空は、初号機の塗装から中国南方航空のデザインを除去しました。

 同社は、元中国南方航空機である9H-GLOBLの就航に向けた準備を進めている状況ですが、これまで機体の胴体部分に中国南方航空のデザインが残されたままでしたが、今回それが除去されたことが確認されています。

 これまでコスト削減を兼ねて以前の塗装のまま就航するとの見方もありましたが、当初計画通りのデザインに近づいており、残すは胴体後部とエンジンカウルの塗装のみとなります。


Photo : Global Airlines

 今回のように少しずつ塗装を変更している理由は、A380の塗装変更を受け入れる施設がのスケジュールの問題とされており、整備と並行して準備を進めた結果、徐々に本来のデザインへと変更する計画となっている模様です。

 なお同社は、早ければ年内にもロンドン/ガトウィック~ニューヨーク/JFK線に就航する見込みで、同型機の新オペレーターとしてどのようなサービスを展開するのか注目が集まっています。

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