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マレーシア政府、マレーシア航空MH370便の捜索において民間会社と合意 見つかれば約100億円の報酬

 マレーシア政府は、行方不明となって約11年のマレーシア航空MH370便の捜索において民間会社と合意に達したことがわかりました。

 乗客227名と乗員12名を乗せたB777型機で運航されたMH370便は、2014年3月8日にクアラルンプールから北京へ向かう途中で消息を絶ち、日本の自衛隊をはじめ世界各国の軍などが捜索協力をしたものの、現在までに発見には至ってておりません。その後アフリカの海岸沿いやインド洋の島々に同機の破片と思われる物が打ち上げられたことから、最終的に同機は墜落したと断定されています。

 これまでこの捜索において正式な声明は出ていませんしたが、今回同国大臣がアメリカとイギリスに拠点を置く海底探査会社のオーシャン・インフィニティと捜索活動において内閣の承認を得て合意に至ったことを明らかにしました。

 今回同社は、潜水艇をオーストラリアに派遣し、行方不明となっているボーイング777の痕跡を海底で捜索する予定としており、沈んでいる可能性が高いと考えているパースの沖合約1,500キロ(932マイル)の4つのホットスポットを中心に、約1万5,000平方キロメートルの海域を集中的に捜索する計画です。

 また契約の詳細は、発見に至れば7,000万ドル(約100億円)の報酬、発見できなればいかなる手数料も発生しない無報酬という内容となり、今後発見に至るのか注目です。Photo:Pray for MH370

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