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フェデックス、2028年の退役を予定していたMD-11Fを2032年まで延長へ

 大手貨物エアラインのフェデックスは、保有するMD-11Fを2028年までに全機退役させる方針であることがわかっていましたが、これを2032年まで延長したことがわかりました。

 同社はMD-11Fに関して正式な退役スケジュールは明らかにしていなかったものの、2023年には段階的な退役を開始したことが確認され、同社の航空部門の責任者であるRichard W. Smith氏が、コスト削減と航空貨物部門の合理化のために、2028年に同型機を全機退役させる予定であると述べていました。

 しかしながら今回同社の四半期報告書にて、同型機の運用期間が2032年まで延長されたことが確認されており、少なくとも運用期間が4年延長されることがわかっています。

 現在同社は25機のMD-11Fを保有しており、エアバスとボーイング共に新型貨物機の開発に遅れが生じていることも影響して、同社の象徴的な機種でもあるMD-11はもう暫く世界の空を飛ぶことになり、一部ファンにとっては朗報ととることもできそうです。Photo : Fedex

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