空港アクセス 羽田空港 航空ニュース

羽田空港、慢性的な駐車場の混雑緩和に向け送迎用駐車枠の設定や長時間利用抑制を検討

 2025年3月24日、羽田空港の機能・施設等に関する検討会の第4回が開催され、羽田空港駐車場の混雑緩和対策について議論が交わされました。

 現在羽田空港の駐車場は、航空需要の回復に伴い、特に国内線ターミナルの駐車場に慢性的な混雑が発生し、夏季・年末年始等の繁忙期は連日満車となり、入庫に数時間待ちの日も発生している状況となっています。

 この混雑は、短時間の送迎と長時間の宿泊の二つのタイプによるものら発生していると考えられており、これを解消するために以下の対策を今後検討しています。

◇日帰り臨時駐車場の運用拡大(実施済)当日中の退場を条件に無料で臨時にタクシープールの一部を転用して開設
◇送迎エリアの設定 検討案 送迎用駐車枠を駐車場内に通年で設定し、一定時間まで安価とし、その後は一般エリアより高額な料金を設定し、回転率の向上を図る
◇長時間利用の抑制を目的とし、混雑状況に応じた料金設定、上限料金の引き上げ等を検討


Photo : 国土交通省

 また引き続き、公共交通機関の利用促進や周辺駐車場の利用促進させる計画としていますが、計13,112台分の駐車場スペースを増やすという案は示されませんでした。

羽田空港において「羽田空港アクセス線」工事に着手

羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設は木造・鉄骨ハイブリッド構造を採用 2026年夏に供用開始

羽田空港、国際線の回復は2024年度内を想定 サテライト整備に530億円を投資し将来的に第1・2ターミナルの接続を検討