欧州大手LCCのライアンエアのMichael O’Leary CEOは、中国の国産旅客機のCOMACのC919を導入する可能性があることを明らかにしました。
同CEOはC919が最終的にヨーロッパ当局から承認を得てヨーロッパで飛行可能になるとの見方を示し、価格が適正であればボーイング、エアバス、COMACの誰が製造したかは気にせず、価格が適正な航空機を購入するとし、COMAC機が安ければ購入することになるとしています。
同社は予てからC919の導入の可能性を示唆しているエアラインで、一連の発言はボーイングやエアバスから有利な条件を引き出すためとの見方もありますが、その真意は現在も不明なままです。
また同社は次の大型の発注は、航空業界にもたらす危機的出来事の渦中になることを示唆し、このようなタイミングで発注することで航空機の購入価格を大きく抑えることができるとし、過去のデータからこれは4年~5年に一度訪れることがはっきりしているとしています。
現在までにC919を導入する可能性は未知数ですが、仮に導入となればインパクトは非常に大きいものとなり、COMACにとっては大きな追い風となることが予想されます。Photo : Paudal