2025年3月24日、シンガポールの裁判所は、シンガポール航空機内で客室乗務員に対し性器を露出したビジネスクラス搭乗の男性に3週間の禁錮刑を言い渡しました。
この事件は、2025年1月23日に中国からシンガポールに向かうシンガポール航空機内で発生したもので、被告のビジネスクラスに搭乗していたインドネシア男性は、食事がサーブされる際に女性客室乗務員に対し自身の性器を露出し、スマートフォンでその様子を撮影しました。
その後被害者女性は、責任者に被告人の問題行動を報告し、責任者が被告人の許可のもとスマートフォンを押収し、端末内から事件の様子が確認されたことから、シンガポール到着後に警察に身柄を引き渡しました。
今回の裁判では、検察は6週間の禁固刑を要求しましたが、裁判官は被告人が反省している点を考慮し3週間の禁錮刑を言い渡しています。
近年航空機内では、性事件、盗撮、窃盗など多数の被害が確認されており、長時間密室となる機内においては、どのように安全を確保していくかが業界の課題となっています。Photo : Singapore Airlines
