ルフトハンザドイツ航空は、A340-600型機の運用期間を当初計画から延長する見込みです。
これまでの計画では、同社のスポークスマンが2025-2026年冬スケジュールでは同型機の運航を予定していなことを明らかにしていたことから2025年夏スケジュール内での退役が有力と考えられていましたが、現時点では2025-2026冬ダイヤにおいても同型機の運航が登録されていることから、運用期間を延長したと考えられます。
なお2026年夏スケジュールにおいては、同型機が登録されているフランクフルト~香港・上海・ダンマンの3路線でA340-600型機から747-400型機やA330型機に変更されていることから、少なくとも退役は加速していく見込みです。
現在同社はA340-600型機を計8機を運用中ですが、D-AIHI、D-AIHU、D-AIHPの3機は年内に退役することが有力とみられ、残る5機の退役時期は不明なままとなっています。
先日同社のGrazia Vittadini最高技術責任者(CTO)は、ワイドボディ機が不足している状態であることを明らかにしており、このようなことが影響して運用期間を延長するものと考えられますが、着実に同型機の退役は前進しており、同型機に搭乗するチャンスは日に日に減っていっています。Photo : Lufthansa