ルフトハンザグループのスイスインターナショナルエアラインズは、保有するA340-300型機を2027年頃を目処に退役させる計画であることがわかりました。
同社のDieter Vranckx CEOは、2021年時点でA340-300型機の退役は2025年頃を計画していることを明らかにしていましたが、最新の機材計画では2027年を目処にしていることがわかり、退役が後ろ倒しされた形です。
同社は今後A340-300型機の後続機にあたるA350-900型機の受領を開始する計画ですが、A330-300型機の機内改修が完了するまではA340-300型機の運用を継続するとみられ、この改修の完了と共にA340-300型機は退役となる見込みです。
また同社は777-300ERの後続機としてA350-1000型機を導入することを検討しているとみられ、既にルフトハンザグループは同型機の発注数を15機まで増やし、オプションでも25機追加できる内容となっていることから、これが同社向けの機材となる可能性が指摘されています。
このようなことから、現在東京/成田~チューリッヒ線には、777-300ERが投入されていますが、将来的にはA350シリーズに置き換えられることが予想されます。Photo : SWISS