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エアバス、3機のA380の解体及び部品の再販をVASエアロサービスに委託 対象は元ルフトハンザ機と元マレーシア航空機

 エアバスは、3機のA380の解体及び部品の再販をVASエアロサービス(VAS)に委託したことが明らかになりました。

 2018年、VASは国際的なリース会社であるドクター・ピーターズ・グループと提携し、解体対象となった最初のA380の解体を行いました。今回のエアバスとのA380型機3機の解体契約により、VASは合計13機の解体を手掛けることになります。

 今回対象となったのは、元ルフトハンザドイツ航空機のD-AIMEとD-AIMF、元マレーシア航空機の9M-MNCの計3機となり、今後VASはこれら機体を解体し、再販可能な部品を回収します。なおルフトハンザドイツ航空マレーシア航空は、それぞれ6機の同型機をエアバスに引き渡しています。

 今回の発表に伴いVASのTommy Hughes CEOは「当社は早い段階からA380プラットフォームをアフターマーケットの成長機会と捉えており、世界中のジャンボ機運航事業者市場に重要な部品を提供できるよう、退役したA380機への積極的な投資を継続しています。777Xの開発遅延によりA380への依存度は高まり運用期間が延長されることから、今後スぺパーツの需要は増えるでしょう」とコメントしています。Photo : MAS

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