エアバスは、A350-1000型機のファーストクラスの新コンセプトを発表しました。
今回発表された新コンセプトにおいては、機体の両側に1つずつスイートを設置、そして機体の中央に2人用のマスタースイートを設置し、合計3つのスイートを提供するものとなります。
Photo : Airbus
中央に位置するマスタースイートは、2名の乗客が搭乗でき、専用のトイレ、着替えスペース、バーカウンター、ダブルベッドを利用できます。また機体の中央に位置するため、外界を眺める窓はありませんが、仮想窓により時間帯に合わせて調整が可能となります。
このコンセプトでは、機体前方の乗務員休憩エリアへのアクセス、トイレ、収納エリアの配置変更が必要となることから、今後このコンセプトを採用する際は、その後の仕様変更が難しくなることから、重要な経営判断となることが予想されます。
エアバスは、今後もファーストクラスの需要は存在し続けるとの見解を示し、それに伴い現状よりもさらに高級化する可能性も指摘しており、今後このコンセプトを採用するエアラインが出現するのか注目です。なお現在までにA350-1000は世界のエアラインに95機納入されていますが、ファーストクラスを設置しているのはJALのみとなります。
リヤド航空CEO「我々は慈善団体ではないのでファーストクラスは設置しない。我々のプレエコは他社のビジネスクラスを超える」