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最高裁、コロナ禍にてピーチ機でマスクを拒否し緊急着陸させた男性の上告を棄却し有罪判決が確定へ

 2025年4月8日、最高裁判所は、ピーチ機でマスクを拒否し緊急着陸させた男性の上告を棄却しました。

 これはコロナ禍真っ只中の2020年9月にピーチ・アビエーションの釧路発関西行きMM126便にて発生した事件となり、乗客の男性が客室乗務員のマスク着用の要請に応じず大声で威嚇し、腕をねじりあげるなどしたことから、新潟空港に緊急着陸を行ったものとなります。

 二審の大阪高等裁判所は、懲役2年執行猶予4年の判決を下し、被告人は憲法違反などを主張し上告しましたが、最高裁は単なる法令違反、事実誤認の主張であって、いずれも刑訴法405条の上告理由に当たらないとし、裁判官全員一致の意見で、上告を棄却しました。

 これにより被告人の二審の有罪判決が確定することになります。Photo : Peach Aviation

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