中国南方航空は、貿易摩擦の影響を受け、787-8型機の売却計画を一時停止したことがわかりました。
同社は、昨年11月に保有する10機の787-8型機を全機売却する計画を発表し、現在までに購入意向社と交渉を続けてきましたが、トランプ政権が推し進める関税政策の影響を受け、この計画を一時停止しました。
同社よりこの計画の見直しの詳細は発表されていませんが、中国政府がボーイング機の受領を停止するよう指示したことなどから、今後中国エアラインは、ワイドボディをはじめとした機材不足に陥る可能性があることから、このリスクに対処する目的があると考えられています。
なお海南航空も787-8型機の売却を予定していますが、現時点で計画を停止するのかは定かではありません。Photo : China Southern Airlines