トランプ大統領は、中国がボーイング機の受領を拒否している問題について言及し、中国を批判しました。
同大統領は、自身のSNSにおいて「ボーイングは、中国が購入を約束した美しく仕上げられた航空機を受け取らなかったことに対し、中国に対して債務不履行を申し立てるべきだ。これは、中国が長年にわたりアメリカに対して行ってきたことのほんの一例に過ぎない」とコメントしました。
既報の通り、これまでに吉祥航空、厦門航空が中国政府の指示により、ボーイング機の受領を拒否したことがわかっており、ボーイングも受領しないエアライン向けに航空機を製造しないという姿勢としてることから、既に製造に着手した中国向けの機材は、今後他社に販売する可能性が高いとみられています。
ただ、中国市場を失うことは経営再建中のボーイングにとっても痛手でなのが実情で、この問題が解決に向うのか、または半永久的に両国間で取引は行われなくなるのか注目ですが、ボーイングは難しいタイミングで今後他社へ販売するか否かの判断を迫られることになります。Photo:Donald J. Trump