大韓航空のチョ・ウォンテ会長は、現況において航空機が5~6機不足している状態であることを明らかにしました。
これは同会長がアメリカCNBCの番組に出演した際に明らかにしたもので「現在5~6機の航空機が不足している状態です。スケジュールを維持するために、路線を削減させざるを得ませんでした。サプライチェーンの問題にはエンジンも含まれており、エンジンのない航空機が数機地上に駐機しています。」と述べ、同問題などにより事業計画に影響を及ぼしていることが明らかになっています。
また先日発注したボーイング機については、アメリカの関税政策の影響を受けないとしたほか、新型機についてはいくつかの問題があるものの、引き続きボーイングに全幅の信頼があることを明言しています。そして関税政策による事業への影響にいても言及し、現時点で今後については予測不能とし、市場の動向を注視し、必要に応じて調整していくとしています。
なおCOMAC機の導入の可能性については「大きな将来性があると思います。ただ既に約150機を発注しているため、大韓航空はCOMACへの発注を積極的に検討しておりません」とコメントし、事実上導入の可能性を否定した形です。