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JAL、傘下LCCのジップエアとスプリングジャパンの2025年3月期連結業績を発表 ジップエアの好調さが目立つ

 日本航空(JAL)は、傘下LCCのジップエアとスプリングジャパンの2025年3月期連結業績(2024年4月1日〜2025年3月31日)を発表しました。

 ジップエアにおいては、旅客収入が前年同期比+26.8%の685億円となり、有償座席利用率は前年同期比6.9pt増の84.8%となりました。

 国際線中長距離LCCであるジップエアは、今期も旺盛なインバウンド需要を確実に取り込み、好調な実績を維持しています。2025年3月よりヒューストン線に新規就航し、北米・アジアを中心に就航地点は10地点まで増加しました。また2030年代前半にむけて事業規模を現在の2倍以上に拡大することとし、2027年度以降は新たにJALからの機材配転をし、787-9型機を導入することを決定しています。

 

 またスプリングジャパンにおいては、旅客収入が前年同期比+53.2%の203億円となり、有償座席利用率は前年同期比8.9pt増の79.0%となりました。

 需要の大きい北京・上海/浦東へ就航するなど、回復傾向にある中国発訪日需要を取り込み、順調に旅客収入を伸ばし、黒字化を達成し、2025年3月に累計搭乗者600万人を突破しました。


Photo : JAL

ジップエア、ボーイング787-9型機の導入を決定

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