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カタール航空カーゴ、マンモスフレイターズ777-200LRMFのローンチカスタマーに

 カタール航空カーゴは、マンモスフレイターズ社が手掛ける777-200LRMFのローンチカスタマーに選定されたことを発表しました。

 2025年5月2日、現在N705DNとして登録されている最初の改造777-200LRプロトタイプ機が最初のテスト飛行を無事に完了したことが発表され、この大規模な改造はテキサス州フォートワースにあるマンモスの改造パートナー施設、アスパイアMROによって行われています。なおカタール航空とリース会社のジェットランの間で5機の航空機の納入契約が成立しています。

 今回の発表に伴いカタール航空の貨物責任者のMark Drusch氏は「マンモス777-200LRMF改造貨物機のローンチカスタマーとして、カタール航空カーゴは世界最大の航空貨物航空会社として、引き続き世界貿易をリードすることを誇りに思います。今回の貨物機の増機は、当社の保有機数の増加と、世界中のお客様に提供するプレミアム貨物サービスの拡充に大きく貢献するでしょう。マンモス777の導入による保有機数の増加は、業界最大規模の貨物機ネットワークと保有機群を運用するという当社のコミットメントを反映しています。」とコメントしています。

 マンモス777-200LRMFは、777型旅客機から貨物機への転換市場向けに特別に最適化された、コリンズ・エアロスペース社の先進的な貨物積載システムを搭載しています。3年間にわたる緊密な協力関係のもと開発されたこのシステムは、高いレベルの部品共通性と運用信頼性を確保しており、これらの特性は既に世界中の777型量産貨物機で実証されています。

 現在、マンモス社は777-200/-300型機7機の改修工事を進めており、そのうち5機はテキサス州フォートワースのアスパイアMROで、2機は英国マンチェスターのSTSアビエーションサービスで行われています。また、多様な顧客ポートフォリオにおいて、35機の貨物機改修の確定受注を獲得しています。(名前の末尾にMFはマンモスフレイターを指す) Photo : Qatar Airways

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